まず友達とよく話し合って下さい。借りたことを忘れている場合もありますし、友達にも言い分がある場合もあります。話し合いをして返してもらえない場合は、法的に対処する必要があります。返してくれないからと言って、その友達の家族の方に代わりに返せと言ってみたり、夜中にしつこく電話をかける、または強面の知り合いに頼んで、返すように強く言ってもらう、あるいは借金のかたにその友達の持ち物を勝手に持ってくるなどは絶対にしてはなりません。
話し合いで解決できない場合は、まず、内容証明郵便で支払うよう請求します。これは郵便局が配達したことと、その手紙の内容を証明してくれるもので、後でおこす裁判の証拠の1つにもなります。内容証明郵便で請求しても払ってくれなければ、いよいよ法的手続きを利用することになります。
法的手続きにはいくつかの選択があります。調停(話し合い) あるいは通常訴訟、貸したお金が60万円以下であれば原則として1回の期日で審理が終了する少額訴訟、友達があなたの言い分(貸したお金を返していない)を争わない場合は書面審査のみの督促手続などがあります。いずれにしても司法書士などの法律専門家にご相談下さい。